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2025.12.01

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白金豚の「脂」について ――オレイン酸比率とおいしさ――

白金豚は、焼いても、しゃぶしゃぶにしても、「あと口が軽い」「脂が甘い」と多くのお客さまから評価をいただいております。その理由のひとつが、「オレイン酸」と呼ばれる脂肪酸です。オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれる成分で、口どけの良さや、まろやかなコクに関わっていると言われています。

当社では、感覚だけに頼るのではなく、白金豚の脂が実際にどのような性質を持っているのかを確かめるため、日本食肉格付協会岩手事業所で出荷される枝肉の脂肪酸を、2年以上にわたり継続的に測定してまいりました。

その結果、延べ1000頭以上のデータから、白金豚のオレイン酸比率は平均でおよそ41%、さらに「40%以上」の枝肉が約8割、「42%以上」の枝肉が約3割を占めることが分かりました(当社調べ)。一般的な豚肉と比べても、高オレイン酸のゾーンにしっかり入っている、水準の高い脂であると考えております。

近年は「オレイン酸45%以上」など、数字を前面に掲げている素晴らしい他社ブランド豚もございます。白金豚は、そうした極端な数値のみを追いかけるのではなく、「実際に調理して食べてみて、実感できるおいしさ」と「食べ飽きることのない軽やかな口どけ」のバランスを大切にしてきました。世界や日本の一般的な豚肉と比べても十分に高い水準のオレイン酸を持ちながら、香り・甘み・脂のキレがちょうど良いところに収まるよう、生産してきたつもりです。測定上の“濃さ”を誇るのではなく、食卓で一番出番の多い、ちょうどいい豊かさを目指しています。

実際の調理の場面でも、こうした脂質バランスははっきりと表れます。白金豚のロースをソテーすると、脂がさっと溶けて香りが立ち、口の中でべたつかずに甘みだけがすっと残ります。バラ肉のしゃぶしゃぶは、脂が多いのにしつこくなく、「スープまできれいに飲み干してしまった」といったお声も少なくありません。翌日に冷めた煮物や炒め物を温め直しても、脂がギトギトせず、すっと舌になじむのも、この脂質バランスによるものと考えております。

白金豚は、花巻の農場で育てた豚たちに、とうもろこしや飼料用米をバランスよく配合した飼料を与え、地下水を飲ませながら、日々の体調と仕上がりを確認しつつ育てています。生産から販売まで一貫して自社の目が届く体制だからこそ、「おいしさ」と「数値」の両方に責任を持ちたいと考え、脂肪酸分析にも継続して取り組んでおります。

これからいっそう寒さが増す季節となりますが、ぜひ白金豚のロースやバラ肉で、しゃぶしゃぶやお鍋、ソテーやグリルなど、さまざまなお料理をお楽しみください。軽やかなのにコク深い、白金豚ならではの脂の違いを、食卓で実感していただけましたら幸いです。

今後も当社は、数字と味わいの両面から、白金豚の魅力を分かりやすくお伝えしてまいります。
引き続きご愛顧賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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