2020.10.15
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無菌豚の問い合わせへの解答
白金豚は「無菌豚」なんですか? 無菌で作っているんですか?
何年かに一度、忘れたころにそんな問い合わせが入ってきます。
生産者としては、毎回困惑する話題なので、あらためてここに掲載しておくことにします。
白金豚は「無菌豚」ではありません。
白金豚は無菌環境で飼育・育成している豚ではありません。
過去に遡っても、そのような告知をしたり、発表をしたことはございません。
弊社としては、むしろ菌の活用には積極的に取り組んでおり、上手に共存することを目指してきました。
エサに発酵した穀物を取り入れたり、臭気の低減を目指したり、堆肥の発酵に活用しています。
写真をみてください。豚たちは外気にふれ、オガ粉の床で過ごしています。
これで無菌なわけがないでしょう!
この2020年、新型コロナ問題でウィルスや菌に注目が集まっています。
生物は、長い歴史のなかで、そういった小さな存在におびえながらも、抵抗力を獲得し、共存してきました。
集団の防疫のためにワクチンを使うことはありますし、子豚が風邪を引けば治療のために抗生物質を適量使います。
総合的には、医薬品と呼ばれるものの使用低減に努めていますが、状況に対応して適切に使用しているものでございます。。
なお俗に、SPFポークと呼ばれる豚肉が「無菌豚」と呼ばれていることは存じています。
そのことにはついても、日本SPF豚協会が公式に否定しています。
あわせてお読みいただければ幸いです。
「SPF豚」は「無菌豚」ではありません! http://www.j-spf.com/73.html
弊社では、繁殖母豚をSPF豚協会農場から仕入れていた実態はございますが、自農場はSPFポークではございません。
このこともあらためて、記載しておきます。
これまでも、今日も沢山の方に白金豚が美味しいと認めていただいています。
美味しいと感じる食材は、人体に有益なものと私は考えています。
これからも、変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
追記
・本件については、過去にも何度かSNSやブログで否定的な見解をしてきましたし、弊社サイトでも一昨年まえのリニューアル以前まで掲載していたものです。
・弊社では精肉加工、スライスカットも自社で行っておりますが、食品衛生基準を遵守し、洗浄と消毒に努め安全に作業しておりますが、無菌室作業ではございません。